精密機器メーカー②

前回に引き続き今回も精密機器メーカーを4社紹介したいと思う。

 

その4社は

・新コスモス電機

スター精密

堀場製作所

理研計器

 

①新コスモス電機

大阪府大阪市淀川区に本社を置く家庭用ガス警報器製造メーカー。

 

おそらく殆どの人が名前と存在を知らないと思うが世界で初めて家庭用ガス警報器を開発したメーカー。(自分も1ヶ月前に知った)

 

家庭用ガス警報器業界ではトップシェアを誇り、その年間販売実績は約200万台にのぼる。

 

現在はガス警報器以外に住宅用火災警報器、携帯用ガス検知器、においセンサー、工業用定置式ガス検知警報器などの製品を開発・販売している。

 

グローバル戦略も進んでおり、中国をはじめアジアやヨーロッパに市場を増やしており、今後は東南アジアや南米などの新興国が多いところを中心にシェアを伸ばしていくらしい。

 

年間休日125日と悪くはないが、月平均残業が23時間とほかの精密機器メーカーに比べると少し多い感じがした。

 

まあほかの業界に比べれば全然いい方だと思う。

 

少し気になった点として2016年を機に営業利益率が3%、自己資本比率が10%落ちている。

 

営業利益率は18年3月時点で少し上がっているが自己資本比率はさらに落ちている。

 

2016年はイギリスEU離脱発表やトランプ政権誕生など為替が大きく動いた年であるため多くの企業がこの年で落ちているが、ほかの企業に比べて上がってないなーという感じはした。

 

ただガス警報器のトップシェアを維持できているのは強みであるのは間違い無いので、海外市場の展開をどうしていくかが勝負どころになりそう。

 

スター精密

静岡県静岡市駿河区に本社を置く工作機械や精密部品を作っているメーカー。

 

一応機械メーカーとして扱われているが、精密機器メーカーの方が個人的にしっくりくるのでこっちで紹介した。

 

1947年に創業し、初めは腕時計用精密部品の製造を目指して1950年に設立された。

 

また前回紹介したシチズン時計と共同出資で合弁会社を設立しているため互いの関係はとても深い。

 

主な事業内容は特機事業、工作機器事業、精密部品事業の3事業であり、特に小型精密部品加工用の工作機器市場ではトップシェアを誇っている。

 

また今年度にIoT技術を活用した機械稼働監視アプリを開発するなどIoTにも力を入れている。

 

ここの1番魅力的なところは事業とともに海外売上比率が83%ととても高いことである。

 

また1962年にイギリスに初めて工作機器を輸出したことがきっかけで海外売上比率が高くなったのだが、その影響からか売上高の約30%が欧州であるため欧州で働くことを視野に入れている人にはおススメ。

 

年間休日131日と今まで見てきた企業の中で1番多く、夏のボーナス支払額2位など給与面でもいい評価が多い。ちなみに1位はソニー、3位はトヨタ

 

調べた限り福利厚生が島津製作所日新電機などと同等レベルで充実しているので、そっち方面で調べている人にもオススメできる。

 

業績は海外売上比率が高いため為替の影響から2017年に少し落ちたが2018年に上がっているため、外国為替が未来を決めるという不安要素もあるのが海外売上比率が高い企業のデメリット。

 

そこは日本と外国の関係が良くなるしかないのかもしれない。

 

堀場製作所

京都府京都市南区に本社を置く分析・計測機器メーカー。

 

社是が「おもしろおかしく」だったり、社員を「ホリバリアン」と呼ぶなど、とてもユニークな部分が多くそれに惹かれて魅力をもった。

 

ちなみに有名なユニーク社是として「やってみなはれ」というのがあるがそれはサントリーだから間違えないように。(実際間違えかけた)

 

他にも横浜ゴムの企業スローガンは「すごいをさりげなく」など、結構面白いところもあるので見てみるといい。

 

主な製品としては自動車、環境、科学、医用、半導体分野の計測機器やそれらに関する周辺機器などを製造・販売している。

 

中でも自動車計測事業のエンジン排ガス測定値は世界シェア80%と素晴らしい業績を誇っている。

 

最近は次世代自動車開発への投資として電動化車両用バッテリーの評価試験設備の新設に13億円を投資したりなどの動きを見せている。

 

海外売上比率も約66%とグローバル化が進んでおり、グローバル人財コースというのもあるので海外で働きたい人は見てみる価値あり。

 

業績は2016年に売上高、各利益少し下がったものの17年度から再び上がってきているため、まだまだ伸びる余地がありそう。

 

年間休日は122日とまあ平均くらいではあるが、1年の3分の1は休みと考えると全然いい方。

 

またIR優良企業、IR向上企業、IR継続企業などにも選ばれているため、年度によるがこれだけで優良企業というのがわかる。

 

森田先生も結構薦めてくれる企業なので興味持った人はすぐググるべし。

 

理研計器

東京都板橋区に本社を置く産業用ガス警報器製造メーカー。

 

新コスモス電機は家庭用ガス警報器などが中心だったが、こちらは毒性ガス、酸欠事故防止用ガス、ガス爆発防止用ガスの警報器や環境測定用各種測定器など産業用ガス検知器製品を多く作っており、国内トップシェアである。

 

本来は100種類以上の警報器を作っているが大きなシェアを誇ってるのが上記の製品であり、国内市場のシェアは70%となっている。

 

そのため電子デバイス産業からエネルギー産業、石油精製産業など用途が多くあるのも特徴。

 

また自己資本比率70%以上と借金が少なく、50年以上黒字経営など収益性が高いのも特徴。

 

現状グローバル化はまだまだといった感じだが、昨年ドイツに現地法人を設立させるなど着実に進んでいる。

 

完全週休二日制、年間休日125日など待遇もよく、1番の特徴は女性が働きやすい環境づくりを行なっており、97%が育児休暇後に復旧を果たしている。

 

新コスモス電機もそうだが警報器などみんなが知らないところで活躍しているところあり、そういうところに限って優良企業が多いのでもっと調べるべきだと感じる。

 

 

以上が今回紹介した4社である。

 

平均年収は

①674万

②725万

③662万

④626万

である。

 

今回は全体的にいいが、やはりスター精密は海外売上比率が高いのでおそらくその影響もあり、平均年収が高くなっていると考えられる。

 

ちなみに収益性が高い企業の特徴を調べるには、売上高に対する純利益率が10%を超えてる会社は収益性が高いため、一つの目安として見てみると良い。

 

次回は機械業界を見ていきたいと思う。