精密機器メーカー①

今回は多分結構多く書くと思うので2回にわけて書きたいと思う。

 

とりあえず精密機器業界の説明。

 

基本的に精密機器とは微細な部品で構成された機械装置のことを言うが、大きく分けると医療機器や測定機器、光学機器、時計などが該当する。

 

電子部品とあまり大きな違いはないが、それよりもさらにミクロな部品で構成されているという定義でだいたい合っている。

 

傾向を見てみると医療機器、測定機器、時計は順調に上がってきている。

 

大まかな理由としては医療機器は高齢化の影響、時計はスマートウォッチの登場、測定機器は設備投資予算回復という背景から上がったと予測される。

 

ただ光学機器はデジタルカメラを筆頭に下がってきている。

 

やはりスマホのカメラの質が高くなってきている影響で若い世代を中心に一眼レフなどのカメラ離れが大きな要因と考えられる。

 

そのため市場規模は最盛期の5分の1まで縮小している。

 

この影響からか最近カシオ計算機が赤字の影響もありデジカメ事業から撤退したのは結構なニュースになってた。

 

他にもオリンパスPanasonicは前年度よりも部門営業赤字に陥っている。

 

そんな中でもキャノンとニコンの上位2社とソニーは営業利益を上げているためこの3社はまだまだ行けそうな気はする。

 

大まかな業界分析はここまでにして、ここから自分が気になった企業を3社紹介したいと思う。

 

今回紹介する企業は

・イシダ

島津製作所

シチズン時計

の3社。

順番に見ていく。

 

①イシダ

京都府京都市左京区に本社を置く業務用の計量・包装機器を作っているメーカー。

 

1893年に創業した老舗メーカーであり、民間初の計量メーカーとしても有名。最近では計量のみならず包装、検査、表示などの分野にも進出している。

 

ここのすごいところは計量包装機器業界シェア国内No. 1であり、産地から工場、物流、小売まで、食に関わる全ての工程の製品によって食のインフラを支えているところである。

 

例えば産地なら魚や野菜などの定量を計り、それを包装する製品、工場ならお菓子を包む袋を包装する製品、小売ならスケールレジスターや電子棚札などがあり、とにかく食に関わる製品においては強い。

 

ちなみにバイト先のイオンでもドライアイスを作る製品がイシダの製品だった。

 

また創立してから一度も赤字決算がなく、売上高、従業員もリーマンショック以降は一度も落ちておらず、上昇傾向にあるのも素晴らしく感じる。

 

年間休日も120日以上、平均残業時間が20時間以内、離職率も1.7%と福利厚生も悪くはない。  

 

海外売上比率などは分からなかったが、グローバルなイノベーション戦略を目標に挙げていたり、グローバルな視野を持って考える人などを求める人材として挙げているため、海外で活躍したい人は受けてみるのもいいかもしれない。

 

これといった気になる点はなかったが平均年齢が39歳とBtoBのメーカーにしては少し若い感じはした。

 

ただ優良企業であるのは確信的なので、超がつくほどオススメできる企業だから気になった人はググる四季報で調べてね。

 

 

島津製作所

京都府京都市中京区に本社を置く計測機器、医療機器、産業機器、航空機器を主な事業領域として活躍している、1875年に初代島津源蔵によって創業されたイシダと同じ老舗メーカー。

 

2002年に田中耕一氏がノーベル化学賞を受賞されたことで有名になった。現在はアルツハイマー病研究を同社で行なっているらしい。

 

主な事業領域は上記の4つなのだが、島津製作所は「多品種少量生産」を特徴としており、すでに85個の製品を作っているため食品や半導体、環境、素材などの分野にも進出しているため凄い。

 

そのため上記4つの事業領域において国内シェアNo. 1の製品をそれぞれ持っているのは強みであると考えられる。

 

また森づくりなど良い環境作りにも力を入れているため、ホンダのように環境を壊さないスタイルを貫いているところはとても素晴らしい。

 

売上高構成比は計測機器62%、医療機器17%、産業機器12%、航空機器7%、その他2%であり、海外売上比率は48.6%である。

 

売上高、営業利益、純利益も年々上昇しているため業績もよい。

 

またワークライフバランスを重視しており、2017年度年間休日128日、有給休暇使用率78%、平均月残業時間7時間、女性の有給取得、復職率100%と現在調べている企業の中でベスト3には確実に入るレベル。

 

調べたらこんな企業あるんやなって絶対思うので精密機器業界に興味ない人も調べるだけ調べて欲しい。

 

シチズン時計

東京都西東京市に本社を置く日本の時計メーカー3強の一角。(あとの2社がカシオ計算機セイコーHD)

 

1918年に「尚工舎時計研究所」という名前で創業し、後に「CITIZEN」という懐中時計を開発したことがきっかけで1930年に「シチズン時計株式会社」として設立した。

 

シチズンと聞くと時計事業だけだと思っている人が多いと思うが、消費者向け商品では時計以外にも電卓や体温計を開発しており、法人向け商品では自動旋盤やLED、プリンターなどを子会社がそれぞれ開発している。

 

ここを紹介する理由は個人的に思い入れがあるだけだが、腕時計が中価格帯市場で世界シェア5割以上となっており、特にアメリカと中国で高シェアを保っているなど時計事業だけでも大きな強みがある。

 

また工作機械部門でも子会社のシチズンマシナリーの業績が良く、国内海外ともに増収となっている。

 

ただフォトプリンターなどがメディア媒体などの影響もあり減少傾向にある。

 

またシチズン時計以外の時計メーカーにも言えることだが、これからはスマートウォッチが大きく普及しそうなので、Appleソニーサムスン電子などの他業種のメーカー参入にどう対抗していくかがポイントになりそうである。

 

福利厚生は年間休日130日、平均月残業時間7時間、定着率90%以上と悪くはない感じではあるが、やはり消費者向け商品を取り扱っているためきつい部分はありそうなイメージはする。

 

ちなみにテニス全米オープンニューイヤー駅伝、日本ラグビーのタイムキーパーを行なっていたり、大坂なおみ選手のスポンサーになったりなど結構スポーツに力を入れている。

 

時計メーカーに興味ある人はシチズン時計の他にカシオ計算機セイコーHD、ロレックスやスウォッチタグホイヤーなど日本以外にも有名なところはあるので好きなブランドから調べてみるのがオススメ。

 

 

以上が個人的気になった3社である。

 

平均年収は上から順に

①745万

②772万

③664万

である。

 

島津は精密機器業界の中でも結構高いほうなのでこの中では1番のオススメ。

 

ちなみに最後に平均年収を挙げる理由としてはもし行きたい企業が多数あって、その全てに内定をもらってしまったら最後の見る部分は平均年収であるためである。

 

「迷ったら金で決めろ」という意味。

 

 

次回も精密機器業界のメーカーを紹介したいと思う。